車椅子で世界一周するために用意した荷物 障害アイテム・日用品編
2018/06/18
こんにちは! いよいよ来週旅立つMiyoです。
引越しも終わり、車の売却もあるので準備もいよいよ最終段階です。
下記紹介する記事は、生活に絶対的に必要な障害アイテムをご紹介します。
障害を持たない方の旅行荷物に加えて、私たちは障害がある上で生活に必要なアイテムがあります。
それらを踏まえてパッキングするのですから、やはり衣類などをいかに減らすかが勝負になりますね・・
今回は、旅立ちからまず3ヶ月生きていけるだけの障害アイテムを用意しましたのでご覧ください!
目次
障害アイテムの紹介
車椅子
TIGというメーカーのTITAN R+という車椅子に乗っています。
フレームがチタンになっていて、本体の重量が10キロ以下なのでとにかく軽い!
「車の積み込みが最近キツくなってきたな〜」という方にオススメのメーカーです!
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ノーパンクタイヤ
みなさん海外でもしタイヤがパンクしたらどうしますか・・?
想像するだけで恐ろしいですよね。
そんな時に業者さんにオススメしてもらったのが「ノーパンクタイヤ」
そもそも空気が入っていない構造なので、尖ったものを踏んでも安心です。
その代わり、かなり漕いだ感触が重いです・・
よくお考えの上、ご自身の判断でリスクヘッジしてみてください!
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車椅子用クッション
クッションも新しくしました!
今までロホ(ROHO)という空気圧調整式のエアクッションを使用しており、除圧も完璧で使いやすかったのですが、海外を旅をする上ではデメリットがあります。
まず飛行機の座席はクッションが硬いのでロホを敷くのですが、高度が上昇するにつれて気圧の関係でロホがパンッパンに膨れてしまうのです。。
つまり上昇している時は空気を抜いてしぼませ、着陸したらしぼませたロホに空気を入れるという作業をしなくてはいけないのです。
またもう一つのデメリットとして懸念されるのがやはりパンクです。
エアークッションがパンクしたらもう大問題です。
脊髄損傷最大の敵、褥瘡になってしまう可能性大です。
褥瘡についてはこちら
前置きが長くなりましたが、今回私はエアではなくエクスジェルという素材を使用したクッションを選びました。
ロホクッションよりお尻に対しての負荷が強いので除圧回数を増やさなければなりませんが、パンクの心配が低いのでその点は安心です。
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車椅子用グローブ
私は頚椎損傷という障害で両指がほとんど動かず、車椅子を漕ぎ進めるためのハンドリムという部分をつまむことができないので、専用のグローブでハンドリム部分を押し込むようにして漕いでます。
平坦な道であればグローブなしでも前に進むことができますので、主に坂道や舗装状態が悪い路面用に使用します。
以下のメーカーを愛用しています。
MSYグローブ専門店HPはこちら
トイレ用品
脊髄損傷患者の多くは合併症として排尿障害や排便障害にも悩まされます。
人によっては尿意や便意が分からなかったり、便意がわかっても体をコントロールできず失禁してしまったりします。
私の場合は、尿意有り/自尿可能、便意有り/薬使用により排便可能なので、自分の体の状態に合わせた自助具や集尿器等を用意しました。
カテーテル
私はホリスターというメーカーのインケアインビューカテという商品を使っています。
外付けカテーテルとも言われていて、形はコンドームに似ています。
詳しい説明が載っているHPはこちら
消耗品で1日1個使用が目安なので3ヶ月分で90個をまず持っていきます。
集尿バッグ
コンビーン ドレイナージバッグを使用しています。
こちらはレッグバッグとして、足に結び付けられるので外からは目立たず使いやすいです。
袋1枚で1週間くらい使用するので3ヶ月分で12枚持っていきます。
半ズボンが履けないのが残念・・
排便用坐薬(ざやく)
排便を促す方法として私は坐薬を使用しています。
肛門に薬を挿入すると10分ほどでもよおしてきます。
排泄後最低でも2,30分は様子を見て出し切ったか確認します。
まずは40錠程度持っていきます。
坐薬挿入用自助具
リハビリの先生に作成して頂いた坐薬を肛門に挿入するための自助具。
写真の先端の白い部分に座薬をはめ込み、洋式便座に座って股の間から肛門に座薬を挿入します。
まとめ
生活に必須とはいえこれだけの大荷物でたった3ヶ月分なのでやはり長期旅行のハードルは高いと言えますね・・。
車椅子やほとんどの部品も一品モノで、壊れないという保証はないので、一体どうなることやらという不安でいっぱいです。
また、海外の食生活に適応できない&国によって車椅子トイレがあるか分からない、
それによりお腹を壊した時にすぐにトイレが入れる状況ではないという観点からトイレ用品にオムツ等も加えようか考えましたがこれ以上の荷物は持って行けそうにないので断念しました。
何が起こるか分からない、軽いハプニングも後から笑い話になればいいかなあと思いながら旅ができたらと思っています。
では、また次回に。